愛犬キャンのこと2
近頃柴犬を見かけることが多い。
だが、どういう訳か図体が大きい。
うちのを豆柴という人がいるが、これが本来の柴だと思っている。
食べなかったから小さいんだと、褒められた時は説明している。
だが、食べっぷりと言ったらガツガツと言う表現そのもので、器を動かすほどの食べっぷりだ。
食べ終わったら、勿論、器をなめ回している。

愛犬キャンのこと3
こいつは、クセモノだ。
仕事を終え家に帰ると絡み付いてくる。
可愛い、確かに、たが、餌目当てだ、夕方は私が餌をやることになっているからだ。
時々寂しそうにクィーンとなくことがある。
可愛い、確かに、たが喉が渇いたか、トイレか、お腹が空いたかだ。
一週間合わないと飛びついてくる。
可愛い、確かに、だが、少し経つと知らぬ顔をする、まだ食事の時間じゃないからだ。

愛犬キャンのこと4
こいつは、クセモノだ。
「また留守番か」と、それとなく感じるようだ。
いつもは、龍の髭の葉っぱの上に横になっているのに、誰も居なくなりそうだと感じ初めたら、
ソワソワと動き回りながら一人ひとりの顔を追いかけている。
留守番頼むよと車から様子を見ると動かずに見送っている。
ひとり(一匹)にして、ごめんなという気持ちにさせる。
用事が終わって家に帰ると、「アーッ帰ってきたー」という表情でこっちをじっと見ている。
可愛いものだ。
一度、車から降りて家に歩いて近づいたことがある。
気がついたところが見えた。
今までこうして一生懸命留守番していましたと言わんばかりに周りを睨んでいる。
その前の背伸びを見られたことも知らないで。