S子さん通信6

夕方7時に寄ったら、もうベッドの中で目を閉じていた。
声を掛けるのをためらい、着替えを女房が入れ替えていたら目を開けた。
布団をはがし起きようとする。もう、帰るよと言ったら、話しをし始めた。
あのマフラーをしているのを見て、みんながお金持ちの令夫人のようだと言うらしい。
それを笑う声をこらえながら話した。