Sさん通信パート2 5

車椅子で動くようになってから部屋を間違え看護婦さんに何度も注意されると笑って言う。
しかも、注意される看護婦さんが都度違うらしい。
そういう会話もできる。
前の部屋には他の人がいて、そこに置いてあるコップを使ってしまったりすることまで話す。
何かが欠けているというレベルかな。
そして、Sさんは私に、妻に伝えてと言う。
看護婦さんに妻が良く間違える部屋に移れるように頼んでいるから、この部屋が良いと伝えておいてという。
妻に話すと、二つも部屋を用意しなくて良いから元いた部屋の方を解約しておいてと言ったらしい。
和室が完成したら戻ってきて欲しいと伝えたが、立てない以上オムツに排泄することになる。
そうは言ったものの、現実は、回復するまではここにいてリハビリを頑張ってもらわないとね。