9月24日、Sさん

M子さんはSさんをパジャマに着替えさせてから、36年目の祝い事をさせたかったらしい。
が、なかなか、着替えが終わらない。
M子さんが見に行くと、すぐ戻って、K子を呼びに来た。
そのうち、私を廊下から呼ぶ。
部屋を覗けと言う。
言いながら二人で可笑しいと笑い合っている。
仕方ない私も覗くと、気がついたSさんが、あの満面で、何が可笑しいのか、それは楽しそうに笑う。
その、顔を見せたかったと言うことだった。
私は、座椅子でゆっくりしていたところだったのに、仕方ないなあ。