1月20日朝6時

また上まで障子をカタカタさせる音がした。
今まではすぐ止んだ。
今日はしつこくカタカタさせている。
M子さんは意外にゆっくり降りていく。
私は蒲団を畳み、替えの着るものを用意してからSさんの部屋に入った。
M子さんは、それから食事と弁当の用意をしないといけない。
すぐに私はM子さんに行ってと部屋を出てもらった。
あれほどカタカタさせないでと言っておいたのに次は板を張ります、いや、今度は、とこの間言ってから障子に穴を開けセロハンを張った。
やはり板を張りますと言ったら、M子さんが疲れるから寝てください、私も眠りますからと、言う。
時計を見せ6時だから起きていないといけないと言っても眠りますからと繰り返した。
便座に座らせパンツ、下着、シャツ、ズボンを用意してから、リビングに移った。
しばらくするとベルが鳴った。
Sさんは私にトイレットペーパーと言う。
パンツを履いてから、呼ぶようにと言っておいた。
次に行った時はベッドに移動していた。羽毛蒲団にウンチがついた。
M子さんにそれを伝えたら、仕方ないと言う。
私が羽毛蒲団にだよと言ったらあわててSさんの部屋に飛んで行った。