君たちもう少し静かにしなさい

7月25日あさ7時22分発の列車に乗ろうとしているオレンジ色のポロシャツの二人の女子高生を叱った。
というのは、春日井駅のホームをまたぐ橋を上り切ったところで妙に先が詰まっていることに気がつき、見るとオレンジ色のポロシャツの二人が大きな声で話ながら通路のほぼ中央をゆっくり歩いている。
いつもなら下り階段は私独特のリズムで早く下ることができるのだが相変わらずゆっくり降りている。
同じ列車にはなりたくないと咄嗟に思った。
よかった、どうも2列前だから同じ列車ではない。
安心したのも束の間、あの調子でまだ大声で話ながら並んでいる。
私は、心臓をドキッとさせて、並んでいる所を離れ近くに寄って言葉を掛けた。
君たちもう少し静かにしなさいと。