12月2日

昨夜、Sさんは何度もコールした。
10時過ぎても呼ぶ。
妻M子さんは、娘K子さんから連絡無いか、Sさんの部屋から出てくる度に、私に聞く。
私が風呂から出てきたところで、K子さんから連絡があったようで、「ああそうだった」と笑って言っている声が聞こえた。
まったくぅ。
飲み会だった、それが今日だったとM子さんはあっけらかんと私に言うのだ。
私が風呂上がりにリビングに移った時、またコールがあった。
行くと水が飲みたい、と言う。ペットボトルを洗面所に探しに行くと、喉が渇いたんです、と言う声が聞こえた。
だから、探してる。
ペットボトルに浄水を入れるために台所に行ったら、今度はM子さんが蓋の付いたのが洗面所にあったはずと言うし。
そんなに沢山入れると漏らしてしまうと注文が付く。
洗面所に行って蓋の付いたペットボトルに浄水を移しているとまた、喉が渇いたんですと言う。
判っていますよ、といいかかったがやめた。
渡して、しばらくすると、またコール。
行ってみたら、飲めないと言う。
ペットボトルの五分の一しか水は入っていない。
吸い口の中にストローがついているやつは使いなれているはず。
底を下に向け、口に持って行く。
そのあと、またコールがありM子さんが行く。
2回目に私がついて行くと、おかしいんです、蒲団がと言う。
私は、蒲団の端をベッドの隙間に入れた。
Sさんがそんなに強くしないでくださいと言う。
今日の一部始終からだろうか、そんなに力を入れた訳ではないとは思うが。