左腕が硬くなって

Sさんは、自分でも着るのに時間が掛かることが当たり前、手伝ってもらえることが当たり前になりつつある。
誰だって、身体の自由が効かなくなくなるときが来る。
それは、すぐかも知れない。
この話題になる度に、夫婦喧嘩になる。
私は、そうは成らないようにいろいろしようと言うと妻M子さんは誰でもなるのだからどうするのか決めておかないと迷惑を掛ける、と言う。
私は、そうなるものと先に決めてかかっていることが目茶苦茶気に入らない。
ならないつもりだし、なったらなったで、一番迷惑を掛けないことを自分で決めるつもりでいる。
自分の身体は自分が一番知っていると言いきりたい。
大概の人は、自分の身体をほったらかしにしている。
そして厄介なのは、身体が不自由に成って、自分の体について指示されたり指導される段になって不甲斐ないと感じたり、怒りを感じてしまったりする。
まして、それが医者でもない人からの助言の形であったら。