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五感を正しく感じる訓練2
訓練1の自分の外側である皮膚の感覚は、つかめただろうか。
ここで、なぜ、感覚を正しく感じることが必要か、について説明しておきたい。
理解して、本当だろうかと疑い、やってみて、うなずいて、自分のものにしてほしい。
なぜ、正しく感じないといけないか、それは、感覚を正しく感じることそのものが自分の今を正しく感じることなのだからという解りやすいものだ。
繰り返しになるが、今の自分を正しく感じていないことで必ず間違いが起きている。
では、次に進む。
皮膚の感覚の次は、身体の中の感覚だ。
まず、頭のてっぺんから身体の中に入る。
脳の中を一回りして「そこに有る」感覚を確認する。
順番に、脳から目へ移動する、この時奥のほうから目を探るよう意識する。
目から耳に移動し鼻に移ったあと、口に移動し喉、気管支、内臓、足、足裏からつま先で終了。
コツは各部位の名前を意識して感覚を探ることと、実は今更言うと、力みを見つけてその力みを息を軽く吐きながら抜くこと。
これは、眠りにつく時にするといい、ただ、すぐに眠りにはいってしまうのが難点だ。