怠け心3

  ここで、「怠け心」を仮に自分に成りすました誘惑集団によるもの、と思うことにしたらどうか。

  こう思えば、自己の二面性を悩まずに済むし、自己嫌悪する必要もない。 

  だが、これが一番危険な思い込みかも知れない。

  「私に得体の知れない集団から怠けろという声が聞こえた」とか言い始めたら、これはもう尋常じゃない。