優しさ

Sさんの様子を見ていると、何で、と思うことがある。
ちょっとしたことができない。
我が子、SとKには感じたことはなかった。
いずれ出来る、ということが前提にあったからなのだ。
Sさんは、ほっておいたら自然には、出来なくなり、一日できなければ、次の日には更にできない。
M子さんはそれを心配する。
私も感化されたのか、M子さんの言う、もう、という近い気持ちになる。
手助けをし過ぎると、Sさんはそれをしてくれるものと待っていて、自分で動こうとしない、という。
M子さんが言うには、「そのままの状態でいる」と言う。
それが、自分の身体にどう影響をもたらすか、を感じてはいない。
その心配をダイレクトに強く伝えて、自ら動くようになってくれればいいが、想像するに、一瞬心を入れ換えても忘れてしまい、この間言ったばかりだよね、ということになる。
これを繰り返したら、落ち込むだけならいいが、怒りを覚えそれは忘れずに頭を離れないかもしれない。
どうしたら、一番いいのか何て考えずに、なるべく話を聞くしかないか。