1月27日

昨夜お茶を飲みすぎたからなのか、私は朝3時30分にトイレに起きた。
習慣で耳を澄ます、Sさんの部屋からは何も音はしていない。
Sさんが眠るとき、パジャマを着たのに、すぐに脱ごうとした。
どうも裏側が起毛になっているやつらしく、まるで下着を着ているように感じるのではないかとM子さんは言う。
裏起毛だからと説明したすぐ後で、また、すぐに脱ごうとする。
また、説明して、分かったと言った後でまた脱ごうとする。
私が風呂に入ろうとした時に、なんで脱ぐのとM子さんの大きな声がSさんの部屋から聞こえてきた。
私が行って見ている前でも襟に手を掛け脱ごうとしている。
M子さんは、何度も言っただろうとは思ったが、これはバジャマですよ、と言ったら、はい、と言うので、良いかなと思った途端、襟に手を掛けている。
M子さんは、もう、このパジャマは捨てるとSさんが一番嫌がる言葉を言った。
これで判るならいいが、と見ていると、どうも判るより皮膚感覚が優先するようだ。
また脱ごうとした。
横にならせ、蒲団を掛け、おやすみといい部屋を出た。
そんなことがあったのだ。
3時半に起きた時は良かったが、4時にカタカタし始め、4時半にSさんの部屋を見に行った。
4時半だというとすぐに寝てくださいと言う。
やめてくださいねとだけ言って寝床についた。